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復刊候補 全商品
日本の時計 徳川時代の和時計の一研究
山口隆二
発行:1950年
不定時法が採用されていた江戸時代,それを表示可能な機械式時計として独特の発達をした「和時計」について,多数の写真とともにその機構を解説した.併せて日本の時計産業上の位置付けについて述べている.
アメリカの良心 ルーズベルト夫人傳
坂西志保 著
発行:1950年
アメリカ第32代大統領(1933~45年)フランクリン・ルーズベルトの夫人、エレノア・ルーズベルト(Anna Eleanor Roosevelt, 1884~62年)。リベラル派の人権活動家、文筆家であったエレノアの生涯が語られた書。
法社会学における法の存在構造
川島武宜 著
発行:1950年
戦後日本の民法、法社会学の発展の基礎を築いた著者が、主として戦後発表した法社会学領域に属する論文をまとめたのが本書である。
法哲学概論
尾高朝雄 著
発行:1949年
著者は、著名な法哲学者である。1935年に日本評論社から出版された著者の『法哲学』は、1937年に改訂版が出版され、それらをベースに構成、内容を充実させたものが本書である。
判例百話 法学入門
穂積重遠
発行:1933年
最高裁判事も務めた著者による、「珍しい事件」「面白い裁判」についての100の小話(引用判例は129件)。1話2~5ページほどの読み物であるが、それぞれの事件・裁判の肝がコンパクトに整理・紹介されており、「民法・商法・刑法が生きて働いて居る所」がわかるようになっている。
日本経済の顔
中山伊知郎
発行:1953年
1949~53年の間に中山伊知郎が書いた日本経済に関する小論を集める。復興期の日本経済に対する評価が様々であること──強い発展に対する驚異から、基盤の弱さに対する不安まで──をふまえつつ、問題をつきつめて考えることによって根本では共通の認識を得ることが必要と論じる。
日本資本主義と国有鉄道
島 恭彦
発行:1953年
島恭彦(1910-1995)は財政学の研究者であるが、官業論の一部として取り組んだ国鉄の問題に関心を引き付けられ、その研究に一時没頭し、その成果を本書にまとめた。
インフレーションと社会化
有澤廣巳
発行:1948年
有澤廣己(1896-1988)は実証研究を専門とした経済学者で、世帯主の収入が高いと配偶者の就業率が低くなることを明らかにした「ダグラス・有澤の法則」で知られる。本書の重要なテーマは、戦中から始まったハイパーインフレーションの分析と解決である。
資本主義経済理論
柴田 敬 著、他
発行:1941年
柴田敬(1902-1986)はマルクス経済学と一般均衡理論を統合する研究を行い世界的にも注目された経済学者であった。本書は著者が英文で1941年に発表した「Fundamental Theory of Capitalism」の日本語訳であり、相互に関連する三つの論文をまとめたものである。
人文地理学説史 方法論のための学説史的反省
飯塚浩二
発行:1955年
本作はタイトルの示す通り人文地理学の学説史を扱っているが、単に学説の要旨を羅列するのではなく、いかなる方法論をとるべきかという強い問題意識のもとに書かれている。
第二経済学概論
高田保馬 著
発行:1942年
高田保馬の経済学者としての業績の一つ(著者は当時、京都帝国大学の経済学部長であった)。本書は1938年刊行『経済学概論』の改訂版で、第八篇「経済統制」が書き加えられた。発表後この部分は、著名な社会経済学者が戦時経済を考察した文章として注目され、話題となった。
資本主義の法律的基礎
カール・ディール 著、他
発行:1931年
著者のカール・ディールは当時ドイツ・フライブルグ大学の経済学教授で、社会科学界においては著名な学者であった。本書は、講演録の翻訳であり、著者はマルクス、ゾンムルト、シュマーレンバッハやウェーバーの資本主義論を論じながら、自説を展開している。
社会政策の基本問題
大河内一男 著
発行:1940年
マルクス経済学に基づく理論的な分析を社会政策に持ち込み、伝統的な「観念論」「道義論」にもとづく社会政策論からの「解放」を企図した、著者若き日の代表作の一つ。