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人文科学
米国よりの脚本集
佐藤 健
発行:1920年
アメリカで半生を過ごした明治生まれの劇作家による脚本集で、「炎のお七」・「アップル花嫁」・「腐れ武士」の三篇を収める。どの戯曲も男女の自由恋愛を主題としており、因襲や家のしがらみを跳ね除けて自らの思いを成就させようとする姿をスピード感のある筆致で描いている。
復刊済み
田中正造 晩年の日記
林廣吉 解題
発行:1948年
本書は、昭和23(1948)年「明治文化叢書」の一冊として刊行。内容は大きく「解題篇」と「本文篇」の二つに分かれており、前者には林廣吉による田中正造の簡潔な評伝、後者には明治43(1910)年から大正2(1913)年にかけての正造の日記が収められている。
復刊済み
不在地主
小林多喜二
発行:1930年
本書は、「日本プロレタリア傑作選集」の一冊として昭和5(1930)年に刊行された。このシリーズは全13巻で、黒島伝治・徳永直・葉山嘉樹など、プロレタリア文学の旗手たちの作品を集めている。本書には、表題作「不在地主」と「救援ニュースNO.18.附録」の二篇が収録されている。
復刊済み
震災日誌
染川藍泉
発行:1981年
「志んさい日誌」は、当時十五銀行本店庶務課長だった著者が
達者な文章で綴った、震災当日から40日あまりの記録
(大正12(1923)年9月1日~10月10日まで)。
本書「震災日誌」は、その「志んさい日誌」に
成田龍一「解説・関東大震災と『帝都』復興」を加えた復刻版である。
この解説は、関東大震災とその後の復興を
都市と、そこに生活する人々に焦点をあてて詳らかにしている。
復刊済み
海を渡りて野をわたりて
牧野英一
発行:1935年
著名な刑法学者が1925年に官命を受けて、アジア、ヨーロッパを巡り、諸外国の社会状況と法事情について視察した。本書はその際の随想録である。
復刊済み
文學界派 明治浪蔓主義評論
榊原美文
発行:1948年
本書は雑誌『文学界』に掲載された主要な評論の選集であり、昭和23(1948)年に「明治文化叢書」の一冊として刊行された。内容は大きく「解題篇」と「本文篇」の二つに分かれており、前者には国文学者の榊原美文による解説、後者には23本の評論が収められている。
復刊済み
支那思想研究
橘樸
発行:1938年
著者は清末から日中戦争期にかけての中国で活動した日本のジャーナリスト・評論家であり、屈指の「中国通」であった。本書は、主に1920年代に書かれた中国の宗教・道徳思想、社会改革思想、さらに民族性などに関する論文を集める。
復刊済み