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東宮御渡欧記 乾の巻

【著者】 溝口白羊 著
【発行】1921年
【頁数】466ページ
 本書は、1921(大正10)年7月1日に刊行されている。当時皇太子であった昭和天皇は同年3月3日から9月3日までの間、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、イタリアなどのヨーロッパ諸国を訪問しているが、本書は同年5月29日にイギリス訪問を終えたところまでを取り上げている。刊行まで1ヶ月あまりで、どうしてその短い期間で出版が可能だったのであろうか。謎である。

 本書では、ふんだんに写真が使用され、昭和天皇の直筆と思われる署名も掲載されている。なお、本書の最後には「御外遊陪従の記」があり、当時の渡欧の様子と昭和天皇の様子がわかる貴重な記録といえる。またなぜ本書が日本評論社から刊行されたのか、その経緯は不明であるが、とにかく本書自体が資料としては一級品であることは間違いない(続編も刊行されている)。

(底本:1921(大正10)年7月1日発行 13刷版)
販売価格 (PDFのみ):
3,024円(税込) 2,800円(税抜)
販売価格 (PDF+POD):
10,584円(税込) 9,800円(税抜)

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復刊済み

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目次

一 光栄ある御首途
二 高輪御所御出門
三 東京駅御発
四 御召艦御発航
五 中城湾へ
六 琉球御上陸
 (一)埠頭の盛観
 (二)首里城行啓
 (三)琉球の風物
七 香港まで
 (一)飛魚の吉兆
 (二)日本領海との訣別
 (三)プラタス島附近御通過
八 香港の八日間
 (一)歓呼の声
 (二)香港太守の伺候並びに御答礼
 (三)小栗司令長官の公式上陸
 (四)太守邸の大晩餐会
 (五)香港島並びに香港市外御見学
 (六)鹿島艦上のアトホーム
 (七)グリーン島御遊覧
 (八)小学生の賜謁
 (九)香港に於ける最後の夜
 (十)香港御出発
九 香港を後にして
十 新嘉坡
 (一)ジヨームストン埠頭御着艦
 (二)植物園、総督邸御成
 (三)博物館御遊覧並にアトホーム
 (四)新嘉坡御一週
 (五)新嘉坡御出航
十一 印度洋上御進航
十二 古倫母
 (一)総督官邸女王宮行啓
 (二)象行列の台覧
 (三)植物園御成
 (四)博物館と蛇使ひ
十三 紅海御航行
十四 蘇士御安着
十五 運河御通航
十六 カイロ府御訪問
 (一)アレンビー総督邸御宿泊
 (二)埃及王との正式御対顔
十七 マルタ島の二夜
 (一)御入港
 (二)名所★蹟の御巡覧
十八 ジブラルタル御着
十九 ポーツマスの歓迎
 (一)スピツトヘツト御入港
 (二)平民主義の御言行
 (三)日英両太子の御会見
二十 倫敦御入京
 (一)御到着前の倫敦市
 (二)ヴイクトリア停車場の盛観
 (三)光栄に輝くバツキンガム宮殿(上)
 (四)光栄に輝くバツキンガム宮殿(下)
二十一 殿下に対し奉る英米の与論
二十二 国賓としての第二日
二十三 倫敦氏の正式御歓迎会
二十四 公式御待遇御辞退
 (一)バツキンガム宮殿御辞去
 (二)チエスターフイルド邸お成
 (三)上下両院並に国立美術館御訪問
 (四)歌劇国際連盟台覧
二十五 倫敦御見学の第二日
 (一)英国博物館
 (二)倫敦塔
 (三)大使館晩餐会
二十六 倫敦御見学の第三日
 (一)オツクスフオード大学御参観
 (二)ダリス劇場のシビル劇台覧
二十七 倫敦御見学の第四日(少年義勇団御検閲)
二十八 飛行場より天文台へ
二十九 陸軍兵営の御巡覧
三十 剣橋とエヂンバラ
三十一 御退京まで
三十二 英国御出発

附録
御外遊陪従の記 加藤直士
(一)
明治天皇の御面影を
何時も善意に解釈せられて
御応酬振は実に御立派
日本を卑下せらるる如な
(二)
少しも威圧がましい處はない
仏語が唯一の宮廷語で
殿下が斯く迄に平民的に在します事
(三)
例の籐の洋杖を献上の際なども
背広服をお召しになったのも今度がお始めの事
(四)
帝王学の主要なる一部に外国旅行を
御弟宮殿下達にも頒たせられたいと
殿下の御俊邁に渡らせらるることは
(五)
科学的御趣味の尋常ならず強くあらせ
詳細に御感想や御印象やまで御書き綴り
人夫や水兵の流汗淋漓たる作業振りを
(六)
特に殿下の允許を受けたものであるといふ
供奉員を囲繞して了ひ恰も非常線でも
我皇室と新聞との関係が非常に接近した
(八)
重大なる御責任を早や既に御自覚遊ばされてい
多くの御肌着類が埃及人の手によって洗濯され
葡萄酒の御杯に鳥渡御口をつけられるばかりで
(九)
殿下の御印象は私の身に取って生涯忘れがたい
今の官僚と軍閥の中には故意か無意識かは知ら
(十)
必ず新聞記者の艦船陪乗を差許されたき
殿下の御機嫌が之までになく一層御麗しく
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