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復刊候補一覧
- 2015年07月版
資本主義の法律的基礎
カール・ディール 著、他
発行:1931年
著者のカール・ディールは当時ドイツ・フライブルグ大学の経済学教授で、社会科学界においては著名な学者であった。本書は、講演録の翻訳であり、著者はマルクス、ゾンムルト、シュマーレンバッハやウェーバーの資本主義論を論じながら、自説を展開している。
社会政策の基本問題
大河内一男 著
発行:1940年
マルクス経済学に基づく理論的な分析を社会政策に持ち込み、伝統的な「観念論」「道義論」にもとづく社会政策論からの「解放」を企図した、著者若き日の代表作の一つ。
実業政治
武藤山治
発行:1926年
紡績業において「経営家族主義」と「温情主義経営」で成功を収めた著者は、のちに政界に進出、1924年に衆議院で初当選を果たす。非効率を生み出している行財政の腐敗を一掃し、自由経済に基礎を置く「小さな政府」を実現することを目指し、これを「政治の実業化」として持論を展開したのが本書である。
実業読本
武藤山治
発行:1926年
鐘紡の工場支配人、のちには社長として会社経営に携わり、職工を優遇する「温情主義経営」を実践、いわゆる「日本的経営」の基礎を築いた一人である著者が、その経営哲学を記したもの。
北支那経済綜観
南満州鉄道株式会社産業部 編
発行:1938年
いわゆる「支那事変」の翌年に刊行された本書は、事変が最初の広がりを見せた華北地方の産業の状況について、基礎的な資料を提供しようとしたものである。