【著者】 東畑精一 著
【発行】1954年
【頁数】356ページ
シュンペーターに師事し、その企業家論に拠りながら日本の農業を分析、さらには資本主義論を展開した経済学者・東畑精一の論文集。テーマは農政全般にわたる大きなものから、日本の農民像、あるいは肥料としての糞尿の話題といったミクロなものまで多彩であるが、その根底には、「資本主義の担い手」として農業生産者をみる著者の一貫した視点がある。「細密画よりもむしろデッサンを描こうとした」(序文)という通り、戦後の激動期にあった日本農業の姿を、専門的な用語やツールを用いずにわかりやすく描出している。
(底本:1954(昭和29)年2月10日発行 第1版第2刷)
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予定価格 (PDFのみ):
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2,640円(税込) 2,400円(税抜)
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予定価格 (PDF+POD):
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9,130円(税込) 8,300円(税抜)
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目次
序文]
1 序論
一 日本農業の将來
2 日本の農民
ニ 日本はこれだけの農民を維持し得るか
三 農家の二、三男
四 新らしい農民 タイプ
五 農民の人間像
3 日本農業の遂行
六 日本のピラミッド
七 農地改革、そのあとさき
八 米の社會學
九 糞尿譚
4 日本の食糧
一〇 食糧の自給はどこまでできるか
一一 「めし」の論理と心理
一ニ われわれの食糧の性格
一三 乳と肉
5 附録
一四 研究機關と農林行政
一五 アメリカ農業の概觀