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遺伝の見方

【発行】1925年
【頁数】323ページ
遺伝について,約100年前の「常識的見方」がうかがえるという意味で興味深い.

以下,「はしがき」より抜粋
「…が,人物を造る上に於て,遺伝は環境よりも一層重要な条件であることは明である.なぜならば劣等な遺伝をうけた者は,如何なる申分のない環境に於ても,有つて生れた劣等遺伝の束縛を如何ともすることが出来ないに反し,優れた遺伝を享けた者は,不利な環境を逆用して,反つてそれを有利化し,天賦の才能を充分発揮することも出来るからである.大英雄,大天才が,往々にして社会の下積階級から現はれるのは,この故である.」

(底本は、1925(大正14)年3月10日発行の初版)
予定価格 (PDFのみ):
2,640円(税込) 2,400円(税抜)
予定価格 (PDF+POD):
8,800円(税込) 8,000円(税抜)

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目次

前編/1 遺伝は統制できるか/2 細胞はどうして生殖するか/3 生殖細胞は受精のためにどんな準備をするか/4 なぜ蛙の子は蛙か,腹はなぜ借り物ではないか/5 なぜ黴毒は遺伝ではなくて色盲は遺伝か/6 新種はどうして発生するか/7 遺伝を高尚に保てば立派な子が生れるか/8 メンデルはどんな遺伝的事実を実見したか/9 メンデルはどんな遺伝的事実を発見したか/10 メンデリズムの理論/11 あるなし説とは何か/12 二遺伝因子が共働すればどうなるか/13 『先祖返り』とは何か/14 性はどうして決定されるか/15 人間の遺伝の研究はなぜ困難か/16 優勢及び劣性遺伝病にはどんな特徴があるか/後編/17 熊の遺伝/18 毛髪の遺伝/19 皮膚の遺伝/20 身長と体重の遺伝/21 寿命の遺伝/22 結核と癌腫の遺伝/23 癩病の素質の遺伝/24 聾唖の遺伝/25 神経病の遺伝/26 筋肉病の遺伝/27 血液病の遺伝/28 血行器病の遺伝/29 泌尿器病の遺伝/30 生殖器病の遺伝/31 畸形の遺伝/32 才能の遺伝/33 気質の遺伝/34 低能の遺伝/35 狂罪性の遺伝/36 精神病と癩病の遺伝/37 二三の結論
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