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社会学大意

【著者】 高田保馬 
【発行】1950年
【頁数】204ページ
高田保馬は経済学と社会学の両分野に巨大な足跡を残した。
二つの分野を専門にしたというより、社会の構造に関心をもち理論的な分析を加えていくという研究姿勢が、結果的にこの二つの学問領域に結実したといってよい。
本書でも、あくまで法則科学として社会学をとらえる姿勢を貫き、歴史の事実は「例示であっても社会学の内容をなすべきものではない」と述べ、歴史的社会学を「形容矛盾」として斥ける。法則の基礎となる社会関係についての知識を広く取り上げていることも特色の一つ。
高田社会学のエッセンスがコンパクトにまとめられた好著である。

(底本:1950(昭和25)年2月1日発行 第1版)
販売価格 (PDFのみ):
1,760円(税込) 1,600円(税抜)
販売価格 (PDF+POD):
6,600円(税込) 6,000円(税抜)

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復刊済み

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目次

第一部 社会学

 第一章 社会学の変遷
 第二章 人間結合の科学としての社会学
 第三章 社会科学、社会法則

第二部 社会構造論
 第四章 社会の概念
 第五章 社会の形態
 第六章 全体社会の概念
 第七章 全体社会の構造

第三部 社会構造の形成―其理解的説明
 第八章 社会の形成
 第九章 社会の分化
 第十章 社会の統制―社会意義と社会組織

第四部 社会構造に関する諸法則
 第十一章 社会的定量に関する法則
 第十二章 社会関係の相関
 第十三章 部分社会間の逆行

第五部 変動の方向
 第十四章 基礎社会の変動方向
 第十五章 派生社会の変動方向
 第十六章 全体社会の進路
 第十七章 史観の問題
 第十八章 社会変動と社会進化
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