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全訂ビタミン

【著者】 鈴木梅太郎 
【発行】1950年
【頁数】530ページ
1943年に発行され戦時中にも改訂版が出続けた『ビタミン』を,戦後になって全面的に改訂した。

(「序」より抜粋)
余は明治34年海外に留学して日本人の骨格の貧弱なるを痛感し39年帰朝して栄養の研究を始め43年末(1910年)にビタミンを発見した。…

…之によつて人類の栄養を改善し民族の素質を向上すべき科学的の基礎が築き上げられたのである。されば之れが学界の大問題となり各国の学者が競つて之れが研究に沒頭しつゝあるは敢て怪しむに足らない。

従つてその研究も微より細に入りその範囲は益々拡大されて停止するところを知らず之れを専攻するものですら其進歩に追隨することが困難な状態である。

其の如き現状よりすれば余の研究室に於ける業績の如きは大海の一滴に過ぎず世に貢献するところ少なきを恥づる次第であるが、ただこれが先鞭をつけたる関係上現時の趨勢を世人に紹介する任務がある様に感ずる。…

(底本は昭和25(1950)年11月30日刊行のもの)
販売価格 (PDFのみ):
3,520円(税込) 3,200円(税抜)
販売価格 (PDF+POD):
12,320円(税込) 11,200円(税抜)

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復刊済み

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目次

第1章 ビタミン概説
第2章 ビタミンA
第3章 プロビタミンA
第4章 ビタミンB1
第5章 ラクトフラビン
第6章 ニコチン酸およびニコチン酸アミド
第7章 ビタミンB6
第8章 パントテン酸
第9章 その他のビタミンB6群
第10章 ビタミンC
第11章 ビタミンD
第12章 プロビタミンD
第13章 ビタミンE
第14章 ビタミンF
第15章 ビタミンH
第16章 ビタミンK
第17章 ビタミンL
第18章 ビタミンM
第19章 ビタミンP
第20章 ビタミンの最小必要量および適応症
(底本は昭和25年11月30日発行)
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