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第八路軍従軍記 一アメリカ婦人記者の手記

【著者】 アグネス・スメッドレイ 著
     けん・かとう 訳
【発行】1938年
【頁数】190ページ
 アメリカ人ジャーナリストであるアグネス・スメッドレイ(Agnes Smedley, 1892-1950)が、日中戦争中に中国共産党軍に同行して書いたルポルタージュ。 軍事機密に触れる部分があったためか、随所に伏せ字や欠落が見られる。

 スメッドレイは客観的な観察者を自認しながら、一方で第八路軍の兵士たちと行動を共にするうちに彼等への親愛の情に傾いていく。 このために本書は、異邦人意識と同胞意識の間で揺れ動く心理を映した、きわめて人間的で複雑な味わいの従軍記となっている。

 アメリカ人記者の目に映った、林彪や周恩来など中国現代史上の重要人物たちの印象記も興味深い。

(底本:1939昭和14)年1月15日発行 増補再版)

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目次

訳者の序文
まえがき
I 延安より西安に
Ⅱ 西安より戦線に
Ⅲ 転々する朱徳の本営と共に
Ⅳ 林彪軍の戦闘と襲撃に従って
Ⅴ 新しき年は来りぬ
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