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貨幣読本

【著者】 山崎覚次郎 著
【発行】1933年
【頁数】218ページ
もともとは「社会経済体系」シリーズの1冊として「貨幣概論」の書名で刊行されたが、その簡潔かつ平明な叙述ゆえに、入門者向けの「読本」シリーズの1冊として改訂・刊行されたもの。貨幣数量説などもわかりやすく説明されており、いわゆる「近代経済学」の貨幣論入門として、いま読んでも面白い。著者は法学博士であるが、貨幣論・金融論を専門とし、のちに東京帝大の経済学部長や日銀顧問、金融学会の初代理事長などを歴任した。

(底本:1933(昭和8)年5月20日発行 初版)
販売価格 (PDFのみ):
1,728円(税込) 1,600円(税抜)
販売価格 (PDF+POD):
6,480円(税込) 6,000円(税抜)

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復刊済み

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目次

第一章 貨幣の概念種類及び特質

第一節 貨幣の概念
「貨幣」・「通貨」・「金銭」・「法貨」
「貨幣とは何ぞや」

第二節 貨幣の発生及び貨幣の種類
貨幣の起原
「物品貨幣」
「鑄造貨幣」の出現及び其特質
貨幣進化上に於ける鑄造貨幣の意義
貨幣の完全な代替性
「貨幣用金」
紙幣の出現
「不換紙幣」・「兌換紙幤」・「銀行券」
「預金貨幣」の貨幣たる理由
小切手・手形、其他臨時に用ひられる貨幣

第三節 統一的一體としての貨幣
貨幣の統一的観念
貨幣の連續性

第四節 貨幣の流通性
流通性の意義
貨幣流通の徑路
貨幣流通一の原因

第二章 貨幣の職能

第一節 職能の種類
交易の一般的用具たること
價値の尺度たること
消費賃借の目的物たること
一方的給付に用ひられること
財産の貯藏、殊に、其增殖の手段となること
他種の貨幣の基礎となること
國際的職能

第二節 職能の分擔
職能の分擔の憲義
交易の一般的用具たる貨幣
消費貸借・一方的給付・財産の貯藏・財産の增殖に用ひられる貨幣
兌換準備・支拂準備となる貨幣
價値の尺度たろことば特種の貨幣のみの職能ではない

第三節 職能の消長
交易の用其たる職能は原始的職能
價値の尺度たる職能と貨幣の數量の単位
貨幣が貸借せられること、一方的給付に供せられること、蓄藏せれること及び財産の增殖に用ひられることの消長
準備となる貨幣の增減
貨幣となる國際的職能益々重要となること

第三章 貨幣制度

第一節 貨幣の成立に關する法制
鑄造貨幣の製造・發行
紙幣の發行
預金貨幣の成立

第二節 本位貨幣及び本位制度
完全な本位貨幣と不完全な本位貨幣
「本位」の意義
「単本位制」・「兩本位制」の意義
「自由鑄造」の意義及び之を設ける理由
「跛行本位制」
「金爲替本位制」及び「磅爲替本位制」
「金核本位制」
英國及び印度の「金地金本位制」
金本位制の要素
「紙幣本位制」

第三節 補助貨幣
補助貨幣及び「雑種貨幣」
補助貨幣の具備すべき條件
紙幣の補助貨幣

第四節 英・佛・米等の諸國並に本邦に於ける本位制度の沿革
英・佛・米等の本位制度
本邦の本位制度

第五節 貨幣の數量の単位及び之を表現する貨幣の種類
貨幣単位に關する法規
貨幣単位の大小に關する臆斷
貨幣單位の計算法
貨幣單位を表現すろ貨幣の種類
紙幣及び小切手の表現する金額

第六節 鑄造貨幣の製造・流通等に關する規定
各種の貨幣の有すべき金属の量目及び品位
品位及び量目の公差
貨幣の形状及び外観
「通用最輕量目」
造幣手數料及び金の買入

第四章 貨幣の數量

第一節 本位貨幣、殊に、金貨並に貨幣用金地金及び補助貨幣の數量
貨幣の數量の意義
本位貨幣の數量
工藝に用ひられる金の量
金の國際的分配
國際貸借の意義及び其原因
一國に於ける貨幣用金の量
「在外正貨」
補助貨幣の數量の增減及び其調節方法

第二節 紙幣・銀行券及び預金貨幣の數量
紙幣の數量の特質
不換紙幣の數量
兌換紙幣の數量
銀行券と政府紙幣とに於けゐ伸縮性の差違
「通貨説」
「銀行説」
預金貨幣の數量

第三節 グレシャムの法則
グレシャムの法則の名稱の由来
此法則の意義
此法則の行はれる徑路
此法則と貨幣の數量との關係
此法則が特に貨幣に關するものとせられる理由

第五章 貨幣の價値

第一節 貨幣の價値の意義
貨幣の價値と財貨の禍格
貨幣の價値と物價

第二節 貨幣の價値の成立及び其連績
ミルの説
レキシスの説明及びニコルソンの見解
「國家の信用」・「兌換の期待」等に補助貨幣又は不換紙幣の價値成立の原因に非ず
「限界效用説」・「職能價値説」及び「需要供給説」は貨幣の價値成立を説明し得ず
貨幣り價値は其連續性を認めて始めて了解せられる
貨幣の種類に依て其價値の成立等相異らない

第三節 貨幣の價値の變動及び其影響
貨幣の方面に存在する價値變動の原因
「貨幣數量説」
「數量説」の批評
價値に關係ある貨幣の數量の意義
貨幣の流通速度の意義及び其の貨弊の價値との關係
貨幣り存在量と其價値との關係
貨幣に封する信用と其價値との關係
貨幣の貶質は其價値の減少を来すや
「物價指數」
貨幣の價値の變動が國民経濟に及ぼすひ贊

第六章 貨幣の對外價値

第一節 貨幣の對外價値の意義及び其變動の原因
貨幣の對内價値及び對外價値の意義
「法定平價」と對外價値
金本位國間の對外價値
銀本位國の爲替相場
不換紙幣國の爲替相場
「購買力平價説」
此學説の批評

第二節 封外價値變動の影響
金本位國に於ける變動の影響
銀本位國に於ける變動の影響
紙幣國に於ける變動の影響

附録
一 法規
一 新貨條例
二 銀貨百枚ニ付金貨百圓ノ割合トスル件
三 一圓銀貨ヲ國内一般無制限ニ通用セシムル件
四 政府紙幣ノ銀貨交換ノ件
五 貨幣法
六 一圓銀貨幣通用禁止ノ件
七 一圓銀貨幣引換期限ノ件
八 補助貨ヲ無制限ニ公納受領ノ件
九 銀貨幣又ハ銀地金輸出取締ニ關スル件
一○ 金貨幣又ハ金地金輸出取締ニ關スル件
一一 金若ハ銀ヲ主夕ル材料卜スル製品又ハ金若ハ銀ノ合金ヲ輸出セムトスル者ノ取締ニ關スル件
一二 金貨幣又ハ金地金輸出取締其他ニ關スル大蔵省令廃止ノ件
一三 金貨幣又ハ金地金輸出取締ニ關スル件
一四 小額紙幣發行ニ關スル件
一五 小額紙幣發行續ニ關スル件
一六 兌換銀行券條例
一七 銀行券ノ金貨兌換停止ニ關スル件
一八 銀行券ノ金貨兌換停止ニスル勅令ノ效力ヲ失ハシムル件
一九 銀行券ノ金貨兌換停止ニ關スル件
二○ 臺灣銀行法(第八條乃至第十條)
二一 朝鮮銀行法(第二十一條乃至第二十三條)
ニニ 通貨及證券模造取締法(第一條)
二三 紙幤類似證券取締法(第一条及第二條)
二四 外國爲替管理法

二 統計
一 亞米利加大陸発見以後に於ける世界の金銀産出高
ニ 金銀比價
三 鑄造貨幣発行高
四 紙幣及銀行券流通高
五 正貨現在高
六 普通銀行當座預金及特別當座預金在高
七 物價指数
(甲) 東京卸賣物價指數
(乙) 内外物價指數
八 外國爲替相場
(甲) 封英爲替
(乙) 封米爲替
(丙) 封支爲替
(丁) 金輸出禁止後の外國爲替相場(月別)
九 世界主要國政・府及中央銀行金準備高(折込表)
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