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戯曲資本論

予約者からの声

  • 2015年07月22日 匿名

    ぜひ読んでみたいです!

【著者】 阪本勝 
【発行】1931年
【頁数】414ページ
 本書の刊行時は、治安維持法(1925年制定、1941年改正)が施行されている時代で、およそカール・マルクス著『資本論』が公に読むことができなかった時代だった。その時期に本書のような『資本論』を下敷きにした書籍が刊行されたこと自体が特筆すべきことである。著者の坂本勝(1899年~1975年)は、戦前、日本労農党所属の衆議院議員を務め、戦後は尼崎市長や兵庫県知事(日本社会党推薦)を歴任した。作家、評論家としても多くの著作があるが、本書は、卓越した創造力をもって『資本論』第1巻の根幹を戯曲という形で表したもので、それだけでも手に取る価値は十分すぎるほどある。

(底本:1931(昭和6)年6月25日発行 初版)

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販売価格 (PDFのみ):
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9,900円(税込) 9,000円(税抜)

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復刊済み

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目次

第一部
 第一塲 晩鐘と曉鐘
 第二塲 嗄れ行く牧歌
 第三塲 ブルジヨア縁起
 第四塲 總ての道は資本に通ず
 第五塲 搾るのは今のうちだ
 第六塲 鉤は柔かき肉に
 第七塲 資本主義は先づ家庭を破壊す
 第八塲 機械破壞
第二部
 第一塲 金齒のピエロ
 第二塲 ゆもれすく
 第三塲 樂屋評定
 第四塲 山吹色次第
 第五塲 商品呪文
 第六塲 太陽光線療養所
 第七塲 餘剰價値の秘密
第三部
 第一塲 收奪者の末裔收奪者を讚ふ
 第二塲 鹽の悲劇
 第三塲 羊人間を食ひ盡す
 第四塲 内務大臣邸の論戰
 第五塲 吸血鬼
 第六塲 地獄歸りのベン
 第七塲 搾取兵法
 第八塲 その手は食はぬ
第四部
 第一塲 屍の上に肥る
 第二塲 人魚夫人の竸馬哲學
 第三塲 カールの薙ぎ
 第四塲 産業豫備軍
 第五塲 資本よ集中せよ、バベルの塔を築かん
 第六塲 未來を孕む
第五部
 第一塲 恐慌來!
  第一齣 寄木搖れ
  第二齣 嵐
  第三齣 背水邪劍
  第四齣 蹶起
 第二塲 商品の泥濘に溺る
 第三塲 ゴールド・ラツシュ
 第四塲 渦紋
  第一齣 工塲追放
  第二齣 糧充てり、故に餓ゆ
 第五塲 咆哮
 第六塲 萬國の勞働者團結せよ
 第七塲 死守
 第八塲 明星號よ、舳先を赤い星へ向けろ!
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