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雌雄淘汰

予約者からの声

  • 2014年11月19日 ルリ・ノート

    ツイッターで、図版が入っていることを知りました。興味深いです。

【著者】 ダーウィン 
     大畑達雄 訳
【発行】1926年
【頁数】680ページ
(「訳者序」より抜粋)ダーウィンは,本書に於いて始めて,彼れの雌雄淘汰の原理を詳説する機会を持った.ダーウィンの学説の中核を形ちつくるものは,云うまでもなく,自然淘汰の原理であって,生物各種の進化を促した最大動因は,ダーウィンに従えば,自然淘汰の作用であるのだが,然し生物界には,自然淘汰又は適者生存の原理だけでは説明しがたい,むしろこの原理に反するらしくさえも思われるところの,多くの身体的構造と精神的性能との発達が見られる.それらの構造なり,性質なりのうち,第二次雌雄特質とダーウィンが名づけたところのもの,即ち,一方の性(概して雄)の個体が,他方の性の個体よりも,身体がより大きいとか,より力強いとか,勇気や闘争心に富んでいるとか,より美麗であるとか,或いはより美音であるとか,といったような種類の特質は,すべて,雌雄生殖に関して行われるところの,雌雄淘汰の作用によって獲得されたものであり,従って,ダーウィンによると,種の進化には,ただに,生存競争に基づく自然淘汰の作用ばかりでなく,生殖競争に基づく雌雄淘汰作用もまた,重要な一作因として働いている,というのである.だから,ダーウィン思想の全班を知ろうとするものは,先づ,主として自然淘汰の原理について述べた「種の起源」を一読した後に,いわば彼れの第二原理である,雌雄淘汰の原理を詳説した,本書を繙くことを要求される.

(底本は大正15(1926)年10月10日発行)
販売価格 (PDFのみ):
3,960円(税込) 3,600円(税抜)
販売価格 (PDF+POD):
14,960円(税込) 13,600円(税抜)

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復刊済み

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目次

第1編 雌雄淘汰
 第1章 雌雄淘汰の諸原理
 第2章 下等動物に於ける第二次雌雄特質
 第3章 昆虫類の第二次雌雄特質
 第4章 昆虫類(続き)--鱗翅目(蝶及び蛾)
 第5章 魚類,両棲類,及び爬虫類の第二次雌雄特質
 第6章 鳥類の第二次雌雄特質
 第7章 鳥類(続き)
 第8章 鳥類(続き)
 第9章 鳥類(完結)
 第10章 哺乳類の第二次雌雄特質
 第11章 哺乳類の第二次雌雄特質(続き)

第2編 人類に関した雌雄淘汰及び結論
 第12章 人類の第二次雌雄特質
 第13章 人類の第二次雌雄特質(続き)
 第14章 要約及び結論
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